体内時計と睡眠はググれば専門医などが詳しく説明されておりますが、私なりの見解を睡眠との関係をわかりやすく解説していきたいと思います。
睡眠のメカニズム
まずは、睡眠のメカニズムからお話します。
睡眠は「恒常性維持機構」と「体内時計機構」の2つの機構により、コントロールされています。
恒常性維持機構はホメオスタシスともいわれ、睡眠が不足したり、長く起きてると眠くなる!
ようは「疲れたから眠る」という機構です。
体内時計機構は「夜になると眠くなる」という機構です。
いつもの就寝時間になると、その日の疲れにかかわりなく眠くなります。
体内時計は24時間周期ではない
体内時計の周期は1日25時間あるとされ、地球の周期とは約1時間のずれがあります。
朝の光を浴びることにより24時間にリセットされ、一定のリズムを刻みズレを修正しています。
なので、体内時計の働きによって、人は夜になると自然に眠たくなります。
逆を言うと、毎日日光を浴びないと寝付きが約1時間づつ遅れやすいということになります。
この体内時計を私なりに睡眠に落とし込んでみました。
体内時計の仕組み
視床下部(生命活動の中枢)にある「視交叉上核」が体内時計の働きを持っています。
通常、起床後に太陽光が目から入ると、体内時計に時刻の情報として伝達され、朝の時報に体内時計を合わせることになります。
こうして、リセットされた時刻から12〜13時間は代謝が高められ、血圧、脈拍が高めに保持され、活動に適した状態になります。
朝の光を浴びてから14〜16時間経過すると、松果体からメラトニンの分泌が始まり、手足の末梢部からの放熱が盛んになります。
こうした放熱により、身体の内部や脳の温度(深部体温)が低下してくると、1〜2時間後に自然な眠気が出てきます。
まとめ
朝の起床後に十分な太陽光を浴びなかったり、暗い部屋で過ごしていると、適切なリセットが行われません。
一方、夕方から夜の時間帯に強い光を浴びると、メラトニンの分泌が抑制され、眠りへの準備が遅れます。
いずれも、結果的に入眠時刻が遅れることになります。
体内時計を知り、上手く活用することにより、入眠しやすくなります。
そして、起床時間を固定すれば良い!!
ということなんです(^^)