
最近は毎週のように「今年一番のモーレツな寒波!」
と言われるほど、寒い日が続いています。
特に女性に多い冷え性。
冬になると体が冷え切ってしまい、なかなか眠れません…
睡眠中には体温が低下していきますし、夜間に体温が低下していかないと眠れません!
この理屈でいけば、体が冷えている冷え性の人は、寝付きがよくてもよいはずが、実際には、その逆なんです!!
ではなぜ、冷え性の人は寝付きが悪いのでしょうか!?
夜間睡眠中に体温が低下する3つの要因、すなわち概日リズム、放熱、発汗のうち、2番めの放熱減少がこれに関わっています。
睡眠中に放熱が起こるためには、副交感神経の活動が高まり、手足や顔などの末梢血管が拡張しなければなりません。
ところが、冷え性の人には冷たい外気に対して末梢血管を収縮することによって、放熱を防いでいるのです。
そのため、手足が冷たいままです。
これは交感神経の働きによります!
起きている最中であれば、放熱を防ぐために必要不可欠な作用ですが、睡眠中も交感神経系の活動が高まったままでは、眠れないのも当然です。
そこで冷え性の人は、就寝時や就床時に手足を温めることが必要になります。
寝床時に手足を温めるのであれば、湯たんぽや電気アンカ、電気毛布を思い浮かべる方もお見えになりますが、布団お中を一晩中温め続けると、夏と同じ高温多湿状態になりますで、かえって睡眠を妨害することになります。
また、必要以上に体の中の水分を必要以上に取ってしまい、喉も乾くし肌もカサカサになってしまいます!
寒冷地でなければ、羊毛の敷ふとんとグースの羽毛ふとんを使えば、室温が3℃でも正常な睡眠が保たれることが確認されています。
寝床時に手足をアタ手足を温めるのであれば、お風呂に入るのが一番手っ取り早い方法です。
ただし、シャワーだけで済ませるのはNG!
ただ、どのように体を温めるかによって、寝付きが良くなる場合もあれば、かえって寝付きが悪くなる場合もありますので、ご注意ください。
お風呂の入り方の詳しくは下記をクリックしてください。
※睡眠と入浴の関係を詳しく見る

冷え性の方の睡眠のまとめ
体が冷え切ってしまうと睡眠に影響をあたえます。
末梢血管を収縮することにより、交感神経が働き、放熱を防ぎます。
寝床時に手足を温めることが必要。
・そのために湯船に浸かることをおすすめします。
寝具も電気毛布やアンカーはおすすめできません。
・ご自身の体温に合わせた寝具を見つけることが大切です。
