リカバリーウェアとは、着用して休息することで疲労回復をサポートすることを目的とした衣類です。
特別な運動やケアを行わなくても、リラックスタイムや睡眠中に着るだけで体の回復を助けてくれる点が大きな特長と言われてます。

当店にみえるお客様によく「リカバリーウェアってどう思います?」ときかれますので、私なりに調べてみました。

リカバリーウェアの仕組み

多くのリカバリーウェアには、セラミックや鉱石などを練り込んだ特殊繊維が使用されています。
遠赤外線によって血行が促進されることで、
筋肉のこりをやわらげたり、疲労感を軽減するなど、体の自然な回復をサポートする
といった効果が期待できます。
血行が良くなる感覚は、お風呂上がりのような心地よさに近く、「着るマッサージ器」と表現されることもあります。

それらにより、血行促進、筋肉の疲労軽減、コリの緩和といった効能が公的に認められています。

ここまでの話だと私的にはピップエレキバン貼ってればよいのでは…
と思ってしまいますが^^;


血流=健康は本当かー最新データが示す"上流の健康要因"とは

興味のある記事を見つけました!

アパレル会社のトラタニ株式会社の代表 虎谷 生央様の記事をご紹介させていただきます。
私と同じ考えなので共有させていただきます。


 変わったのは素材ではなく、“語れる物語”だった。

近年、リカバリーウェア市場は急拡大し、「血行促進」「疲労回復」「自律神経を整える」など、魅力的な言葉がメディアやSNSを席巻しています。

しかし、これらの効果は本当に"体の内側"に届いているのか。
トラタニ株式会社では、睡眠中の呼吸データと生理学をもとに、リカバリーウェアの"本質的な効果"を検証しました。

その結果見えてきたのは、市場で語られる「血流=健康」という前提とは異なる、


①発熱繊維の"歴史"と、近年のブームの矛盾

アクリル(吸湿発熱)、羊毛、遠赤外線繊維など、「触れると温かい素材」自体は数十年前から存在しています。

技術的には決して新しいものではありません。

それにもかかわらず近年、医療機器認可を取得した発熱繊維製品が"新発明"のように注目される現象が起きています。

この"時差のあるブーム"には、次の構造があります。

● 薬機法がつくる「言える/言えない」の壁

“なぜ生活者が誤解するのか”

かつて発熱繊維は「寒さ対策(マイナスをゼロに戻す)」という価値で売られていました。

しかし現在は、「寝ている間に疲労を回復(ゼロをプラスにする)」という"医療的価値"にすり替わっています。

背景には、現代人の深刻な悩みがあります。

・夜間も交感神経が優位

・呼吸が浅い

・深く眠れない

・朝のだるさが取れない

こうした悩みを抱える生活者にとって、

「着るだけで血管が広がる」というメッセージは非常に魅力的です。

しかしここで大きな誤解が生まれます。

医療機器認可を取ると、"語れる言葉"が劇的に変わります。

認可なし → 「ぽかぽかする」「温かい気がする」

認可あり → 「血行促進」「疲労回復」「コリをほぐす」

つまり、変わったのは素材ではなく "語れる物語" の方です。

生活者は素材の歴史を知らないため、「血行促進」と書かれた瞬間に生活者は

「血流が上がる=自律神経が整う=健康になる」と連想してしまう。

ところが実際には、血流が上がっても副交感神経(リラックス神経)は優位になりません。

副交感神経を司る迷走神経は、横隔膜の動き(深い呼吸)によってしか強く刺激されない ためです。

深い呼吸 → 横隔膜が動く → 迷走神経が刺激される → 副交感神経が優位になる

この"物理ルート"が働かない限り、体表の温度や血流だけでは自律神経は整いません。

つまり、

血流アップで副交感神経を動かすことはできない。

副交感神経を動かすのは"呼吸(横隔膜)"だけ。

この誤解が、生活者を「血流=健康」という物語に引き込んでしまうのです。

国民目線で見える"違和感"

リカバリーウェアを着た多くの人が、

「なんとなく疲れが取れた気がする」「ぽかぽかして気持ちいい」

といった 体表の変化による気分の改善 を実感しています。

しかし一方で、

風邪をひきにくくなった

朝のだるさが劇的に改善した

自律神経が整った

といった "体の内側の変化"を示す声は多くありません。

これは、

体表の温度や血流は変わっても、深部の体内環境までは変わっていない

可能性を示唆しています。

以上、アパレル会社のトラタニ株式会社の代表 虎谷 生央様の記事を抜粋させていただきました。

まとめ

アクリル(吸湿発熱=放湿・保温はしない)、羊毛(吸湿・放湿・保温)、遠赤外線繊維など、「触れると温かい素材」自体は数十年前から存在しています。

それらを今更、血流が良くなるとか、触れると冷たい感触(接触冷感等)の敷きパッドなどがもてはやされています。

それらを寝具に組み込むのはいかがなものか!?

人は睡眠に入るとコップ一杯の”寝汗”を搔くと言われています。
寝汗は発汗ではなく蒸気なので気が付きにくいのですが、それらの寝汗を敷き布団や掛ふとんが吸収・放湿しないといけませんが、リカバリーウェアや接触冷感パット、アクリル毛布等のあったかパットは化学繊維なので、吸湿性・放湿性には欠けております。

人が睡眠して無意識になったところで、化学繊維を使用したら…

寝床内気候の湿度は上がり、睡眠を妨げる原因になりかねません。

生活者の悩みに刺さるストーリーが作りやすい結果として、メディアが"乗っかりやすい構造"が完成(構造が揃ったから売れた)するということです。

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